完全失業率低下
12月の完全失業率4.4%・前月比0.2ポイント低下とは日経の2月2日の記事である。
完全失業率を男女別にみると、男性が前月比0.1ポイント低下の4.5%、女性が0.3ポイント低下の4.3%だった。
また完全失業者のうち、勤務先の人員整理や倒産などで失業した「勤め先都合」は65万人、
「自己都合」は102万人だった。とあるが、
問題は団塊世代である。彼らの失業には、再就職が難しく、就職しても他の人たちがやりたがらない、
劣悪な条件がまっている。今朝の朝日新聞と毎日新聞(元旦より連載)には色々
の団塊の世代の明日(毎日)や不採用50社団塊世代もがく!(朝日新聞)が掲載されていた。
「連載の人々の物語に、夢を持つことは素晴らしいことと思いました。しかし、私は老後に夢が持てません。
リストラを経験した主人は中途採用で契約社員の身。あと数年で定年です。結婚生活をどうにか持ちこたえ、
子育ても終了して夫婦だけになりましたが、「家なし、貯蓄なし、退職金なし」のないないづくし。夢というより老後
の資金をどうすればいいのか考えるのが先です。頼みの年金もこれからは危ないとの声に「お先真っ暗」な状態
です。同じ境遇の人たちの声を聞いてみたいです」
これは毎日新聞(2月9日)の記事への投稿の一部です。定年まで会社に勤められた人には分からない事
でしょうが、本人にとっては重大な問題なのです。何故私が此処に掲載したかというと、私も、54歳で希望退職に
応募して、退職し、その後は3回ほど転職をしました。給料は1/3です。ボーナスもありません。しかし、私が
希望退職で退職して、2年半後に会社は、会社更生法適用申請をして、事実上の倒産をしました。私は運が
良かったと考えています。但し、毎日新聞の特集でも殆どの人は定年まで、会社で働いていた人たちで、会社の
倒産を乗り越えての苦労をした人のもので無いだけに、説得力がありません。私の再就職先での仲間は、
若いのに、ボーナスも無く、給料も我々と殆ど変わりません。それでも劣悪な条件の中で必死にお働いて
いました。だjから私も、文句は言えません。それどころか、50代で失業して再就職できない人たちが大量にいる
という事実。若い人たちが就職難の時代に、再就職は非常に困難な状態にあります。それと比べたら私は
恵まれているのです。会社にいるときに、国家試験という国家試験で受験できるものは受験してきました。
おかげで、退職時には、車の免許は別にしても5個の国家資格を持っていました。おかげで、61歳まで失業
せずにこれました。厚生年金は62歳にならないと満額にはなりませんが、自分が食べるだけなら、何とかなり
ます。(連れ合いも、安い賃金ですが自分の生活分だけは働いて何とかしています。)しかし、私も連れあいも
就職時は70倍以上の競争率での再就職でした。再就職できない人は大量にいるはずです。幾らか景気が回復
してきているようですが、団塊の世代の失業者(年金対象にならない年代)に手が届くまでにはなっていない
ように思います。本人の努力は必要ですが、政府の救済策が見えてこない!。
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